細菌から守ってくれて感染症にもなりにくい

細菌から守ってくれて感染症にもなりにくい

人をはじめ、哺乳類の母乳にはラクトフェリンが含まれています。出産後すぐの母乳には特に含まれていて、外敵から赤ちゃんを守る働きを担っているのです。細菌から守ってくれることで風邪をひきにくくなる、インフルエンザにかからないようになるなど病気から守ってくれます赤ちゃんだけではなく、子供や大人にとっても必要です。

免疫力を高めてくれることで、生活習慣病やがん予防にもなります。そしてノロウィルスからも、守ってくれることが分かりました。

ノロウィルスに感染した場合、ウィルスが胃や小腸や十二指腸の表面にある細胞に入り込み、水分や塩分を調整する機能を破壊します。そのため、下痢や嘔吐が多発して脱水症状にもなることがあります。子供や高齢者が感染しやすいのですが、あっという間に脱水症状になることが多く、大変危険な状態なので注意が必要です。

ノロウィルスは保育所や幼稚園などでよく流行っており、感染力が強いので次は我が子かもしれないと不安な気持ちになるでしょう。感染しないよう、ラクトフェリンを摂取することをオススメします。

体内の環境を整えるなど様々な働きがある

ラクトフェリン細菌から守ってくれるだけではなく、他にも様々な効果を発揮してくれます。

鉄と結びつくタンパク質としても知られており、貧血の方にもおすすめです。胃に負担をかけることなく、体内に鉄を取り込みやすくしてくれます。

鉄分を多く含む食べ物を摂取しても、体内で吸収されなかったり、鉄剤を飲むと、便秘になったりするので、是非ラクトフェリンを摂取して欲しいです。

加えて、ラクトフェリンは腸内の善玉菌を増やす働きもしてくれます。善玉菌が増えることで皮膚の傷が治りやすく、コレステロールの低減や、消化活動の促進をしてくれます。悪玉菌が増えるのを防いでくれるので、肌荒れや暗い気持ちになることを防いでくれます。ナチュラルキラーと呼ばれる細胞を活性化する働きもあり、ガンにかかりにくいカラダ作りも行ってくれます。

その他、内臓脂肪を燃焼させてくれる働きもあります。脂肪合成を抑えるので、ダイエットをされている方にも強い味方でしょう。今後脂肪を溜めにくい体作りもしてくれるので役立てたいです。

牛乳やチーズからとる場合

牛乳やチーズからとる場合

毎日摂取をしていきたい成分ですが、乳製品に含まれているので積極的に摂取をしましょう。1日あたり100mgは摂取をしたいと言われています。

牛乳には、100mgあたり10mg含まれており1リットル飲まなくてはいけません。また、牛乳には低温殺菌と高温殺菌と2種類あり、60度前後の低温殺菌にしかラクトフェリンは含まれていません。パッケージに、低温か高温か殺菌方法が書いてあるので参考にしましょう。

ラクトフェリンはチーズにも含まれています。商品によっても含まれる量は様々ですが、100mgあたり100mgが一般的です。

チーズといっても種類が決まっていて、自然発酵で製造されるゴーダチーズやチェダーチーズといったナチュラルチーズにしか含まれていません。牛乳やチーズを摂取しても良いですが、たくさんの量をとらなくてはいけません。カロリーや費用のことを考えると、毎日続けていくのは難しいかもしれません。

ヨーグルトがおすすめです

ヨーグルトにも、ラクトフェリンは含まれています。牛乳やチーズと併用をして、食べるのもおすすめです。全ての商品に含まれているわけではないということと、商品によって含まれている量が異なるので注意をしましょう。

1日100mgは摂取したいということから、100mgをお手軽にとれるように工夫がされた商品があります。小分けになっているタイプで、1つ食べれば1日分を摂取できる点からも人気です。

お子さんにもすすめやすく、継続がしやすいというメリットもあります。複数商品がありますが、どれも100円少しで手に入ります。スーパーで購入が出来るものと、宅配で購入が出来るものがありますので、都合が良い方を選択しましょう。

味についてですが、酸味料も含まれている加糖タイプでほんのり甘くてすっぱいのが特徴です。どの商品も味に大差はないので、どれを選んでもよいでしょう。

ヨーグルトは続けやすいでしょう

ヨーグルトは続けやすいでしょう

赤ちゃんから大人まで、ラクトフェリンは役立ってくれます。冬にはインフルエンザやロタウイルスが流行りますし、それ以外の季節でも風邪などにかかることがあります。

がんや生活習慣病からも守ってくれますし、鉄分不足や皮膚の悩みを抱えている方にもおすすめです。

毎日継続して摂取をしていきたいですが、牛乳やチーズのみに頼るというのは、大量にとらなくてはいけないので、費用面から考えても難しいでしょう。

ラクトフェリンが含まれているヨーグルトもあるので、是非試して欲しいです。
1日分を1個食べれば摂取できるように、工夫されているので続けやすいでしょう。