ラクトフェリンは口腔環境を整え、歯周病や口臭予防に!

プラーク1mgには10億個の細菌が住んでいます

ラクトフェリンは牛乳や母乳など哺乳動物の乳から採れる成分で、免疫力を高める効果や殺菌効果、菌の繁殖を抑える効果などがある他機能性タンパク質です。

特に哺乳類の初乳(出産後~5日目頃)には高濃度の成分が含まれており、生後間もない赤ちゃんを様々な感染症や病原菌から守っているのです。

このように「菌」に対して効果ももつラクトフェリンは、唾液の中にも0.01 mg/ml程度含まれており、歯周病や口臭、臭い玉(膿栓)にも効果を発揮し、口腔環境を整えてくれる成分です。

口の中には300~500種類の細菌が存在しており、普段なら悪い影響を与えることなく口の中で共存した状態なのですが、プラーク(歯垢)がたまるとこのプラークの中で菌が住み込み、増殖していきます。プラーク1mgの中には10億個の口の中の細菌が住むため、ブラシできちんと毎日清掃してプラークを取り除く必要があるのです。

正しい口内ケアが出来ていないと、すぐに病原菌浸食されてしまう結果となるでしょう。

歯周病になるとどうなる?

1.歯が溶けて抜け落ちる

歯周病になると歯茎から出血やむずがゆさを感じ、だんだんと歯茎がはれていきます。さらに症状が重くなると葉が少しずつ溶けてしまいます。放置しておくと、ものを食べているときなどに自然と歯が抜け落ちてしまいます。

2.口臭がきつくなる

歯周病は口臭がきつくなる

歯周病菌の繁殖により歯茎が腫れ、口臭が発生します。歯周病で歯茎の炎症がひどくなると、歯茎のなかの歯根膜が破壊されて膿が生成されてしまいます。この膿がきついニオイの原因となるのです。

3.心臓病を引き起こす

歯周病の原因菌が血液から全身にまわり、あらゆる病気を引き起こすことは有名ですが、その1つが心臓病です。心臓の血管を詰まらせて、血管の細胞の妨げになるのえす。動脈硬化症や大動脈瘤になった方の細胞を検査すると、歯周病に関係する菌が多く発見されています。

3.肺炎をおこしやすい

歯周病は肺炎をおこしやすい

食べ物を飲み込むとき、気管支に入ってむせてしまうことがありますよね。このとき、食べ物と一緒に細菌が肺に入り込むと、炎症をおこし、誤飲性肺炎や嚥下性肺炎を引き起こしてしまいます。このような肺炎をおこした方の肺からは歯周病菌が多く見つかっています。

高齢になると、のどの筋力が低下し、むせやすくなりますから、特に注意が必要です。

4.早産になりやすい

歯周病にかかっている妊婦さんは、普通の妊婦さんに比べて早産になる可能性が高いという情報があります。

歯周病により歯茎の炎症が進行すると、歯周病組織のプロスタグランディンE2という、陣痛促進剤としても使われる成分が増えてしまいます、。子宮の収縮や子宮頸部の拡張を促進させてしまうため、早産のリスクが高まるのです。

妊娠中はホルモンバランスの関係で歯茎の調子が悪くなりやすくなります。これを妊娠性歯肉炎と言いますが、妊娠中はレントゲンや麻酔、お薬などの治療に制限があり、歯医者さんへ行ってもお掃除や歯磨きを頑張る等のオーラルケアが中心となり、しっかりとした治療はできません。こういった予防のためにもラクトフェリンは摂りたい成分です。妊娠時のラクトフェリン摂取についてはこちらの記事を参考になさってみてください。

また、歯周病は悪化すると完治が難しく、進行具合によっては完治までにかなりの期間を要します。これから妊娠を考えている女性は、口腔内も意識して健康的な生活を意識しましょう。


この他にも、脳梗塞や糖尿病、骨粗しょう症などにも関係していると言われていますから、全身の健康を守るためには、歯周病を予防することがいかに重要なことががわかります。

歯周病菌の毒素と結合して無毒化

日本人の約8割が歯周病にかかっていると言われていますが、口腔内の病原菌が血液中に侵入すると、全身に様々な病気や症状を引き起こすことから、近年たいへん問題視されています。

この歯周病を引き起こすのが歯周病菌毒素であるLPS(リポ多糖)です。LPSは、細菌が死んだときに発生する毒素で、免疫細胞であるマクロファージにくっつくと歯茎の晴れを引き起こしますます。つまりLPSは、歯周病の根本的な原因と言えるでしょう。

ラクトフェリンには、このLPSと結合して、無毒化してくれる働きがあることが判明しています。

既に歯周病となっている場合でも、炎症を起こす物質の生成を抑えてくれるため、また病原菌によって口内のコラーゲンの合成を妨げるのを防ぐ働きがありますので、病気の進行を食い止める力があるのです。

ちなみに、この歯周病毒素であるLPSは、内臓脂肪やコレステロールを増殖させる作用もあるため、LPSを無効化することはダイエットや健康にも効果を発揮してくれるでしょう。

製薬会社や食品メーカーでは、ラクトフェリンを配合したガムやマウスウォッシュなどもあります。
病気の症状に悩まれている方は、こうした製品を活用されるとよいでしょう。
ガムをかみ続けることによって、病原菌毒素の解毒、炎症の進行を抑制、口臭予防、臭い玉(膿栓)などに効果があります。

ラクトフェリンと歯磨きで歯周病を予防しましょう

ラクトフェリンと歯磨きで歯周病を予防しましょう

毎日きちんと、歯ブラシでプラークを落とし、口内を清潔にしましょう。

特に就寝中は口の中の唾液の分泌量が低下するため、プラーク内での細菌が増殖しやすい時でもあります。就寝前にきちんとプラークをブラシで落とし、起床後も繁殖した細菌を落とすために念入りな歯磨きをする必要があります。プラークは歯の隙間に溜まり易いため、糸ようじやフロスなどを使用してプラークを綺麗に落とす習慣をつけましょう。ブラシは20回以上当てるようにすると、プラークを綺麗に落とすことが出来ます。

このように念入りな口内のケアとともに、毎日続けていきたいのがサプリメントです。歯周病の原因そのものにアプローチできますから、歯周病を予防することができます。

口内菌を殺菌してくれるラクトフェリンの数を増やすにはサプリメントが一番?

口内菌を殺菌してくれるラクトフェリンの数を増やすにはサプリメントが一番

母乳からは摂り続けられない

哺乳動物の赤ちゃんは母親から母乳を飲むことが出来ますので、無理なくラクトフェリン成分を摂取し続けることが出来ますが、残念ながらそれはある一定の僅かな期間だけ出来ることです。出産後5日目頃までの初乳では、100mℓ当たり約600mgのラクトフェリンが含まれますが、出産後3週間以降は約1/3の200mgぐらいまで減少します。このように、母乳のラクトフェリン含有量はだんだんと少なくなってしまうのです。

乳製品から摂るのは難しい

ラクトフェリンが哺乳類の母乳に含まれるのなら、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品などの乳製品から摂ればよい、と思いますよね。しかし、ラクトフェリンは熱に弱いという性質を持つため、加熱殺菌のされている乳製品では効果が失活してしまっています。

食品を市場に出すためには熱処理加工をしなければならないため、市販されている牛乳やチーズ、ヨーグルトを食べても、ほとんど成分が残っていません。加熱殺菌のされていない生乳に含まれている牛乳を飲む以外、ラクトフェリンを飲食物から摂ることは難しいでしょう。

一部特別加工されたヨーグルトの場合、ラクトフェリンが含まれている場合がありますが、サプリメントよりも配合量が少ないため、効果やコスパ面を考えても、やはりサプリメントから摂取されるのが一番確実な方法でしょう。

どのようなサプリメントが良いかについては、下記記事を参考にしてみてください。

まとめ

歯周病は他人事ではなく、日本人の8割が悩まされている病気でもあります。

ラクトフェリンには病原菌に対する殺菌効果や菌と結合し解毒させる効果があります。
口内の病気を予防する効果や症状の進行を食い止めてくれる効果、口臭を予防してくれる効果もあります。

口の中には、300~500種類の菌が住んでおり、磨き残しのプラークがあるとそこに菌が増殖し続けていきますので、プラーク汚れは毎日きちんとブラシやフロス、糸ようじなどを用いて、口内ケアをしっかりと行いましょう。プラーク1mgの中には10億個の細菌が存在しているため、特に就寝前は念入りなケアが必要でしょう。

口内ケアと同時に続けたいのが、ラクトフェリン配合のサプリメントやガム、マウスウォッシュによる予防です。特にサプリメントは、毎日一定の必要な成分量を確実に摂り続けていくことが出来ますので、病気の予防に絶大な効果を期待することが出来るでしょう。