歯「最近、口臭がするような気がする…」や「冷たい食べ物が歯にしみる…」といったお口のトラブルを抱えている方も多いのではないでしょうか?

こうした口内環境が悪化する原因の1つに、加齢があります。
なぜなら、歳を取るにつれて、口内環境を清潔に保つ唾液の分泌量が減るからです。

口内環境を清潔に保つ方法は色々ありますが、その有効な方法の1つに「ラクトフェリンを摂ること」が挙げられます。

ラクトフェリンとは何でしょうか?どうしてラクトフェリンを摂ると口内環境の悪化を防げるのでしょうか?ここでは、ラクトフェリンと口内環境改善との関係を解説します。

口内環境が悪化する主な理由3つ

口内環境が悪化する原因は、加齢に伴う口内環境の変化以外では主に次の3つが挙げられます。

1. 生活習慣が乱れている

口内環境を最も悪化させるのは、生活習慣の乱れです。たとえば、次のような習慣があったら、お口の健康を害している恐れがあります。

喫煙

喫煙喫煙が口内環境に与えるダメージは大きいです。なぜなら、タバコにはニコチンやタールといった有害物質が含まれているからです。

まず、ニコチンは血液の流れを悪化させる作用があります。この血流悪化作用は、歯肉にも影響します。歯肉の血行が悪くなると栄養が行き渡らなくなるため、口内環境が悪化しやすくなるのです。そしてタールは、ニコチンと共に歯周病や口臭、歯茎の変色などを引き起こします。

有害物質を複数含むタバコを吸う習慣があると、お口全体の健康を保つことは難しいのです。

酸性飲食物の過剰摂取

デザート歯は酸性の飲食物に弱いといわれています。酸性の飲食物に歯が触れると、歯の表面を覆っているエナメル質が溶けるからです。

エナメル質は歯を白く見せるために必要な物質です。このエナメル質が溶けると歯の内側にダメージが加わり、歯周病や虫歯になりやすくなるのです。

酸性の飲食物には、甘い食べ物や糖質の多い飲み物、果物、アルコールなどがあります。普段、このような飲食物を多く摂っている場合は注意が必要です。

睡眠不足

寝起き口内環境と睡眠不足って、一見すると関連がなさそうに思えますよね。しかし、十分な睡眠が取れていないと、口内環境が悪化するといわれています。

なぜなら、睡眠不足は免疫力の低下を招くからです。
「免疫力が低下する」ということは、「体を病原菌から守れなくなる」ことを意味します。

口内環境で考えると、睡眠不足になって免疫力が低下するとお口の病気の1つ・歯周病の菌(歯周病菌)に感染しやすくなるのです。

偏食

野菜嫌い偏食も口内環境を悪くさせる一因です。偏食すると体にも歯肉にも十分な栄養が行き渡らなくなるので、免疫力の低下を招くからです。

免疫力低下によって引き起こされるお口のトラブルは、<睡眠不足>で説明した通りです。

日頃から好きなものばかり食べていたり、過度なダイエットで特定のものしか食べていなかったりする場合は、要注意です。

2. ストレスが溜まっている

ストレスも口内環境を悪化させる一因です。

なぜなら、ストレスが溜まるとウイルスなどの病原菌から体を守れなくなる=免疫力が下がるからです。

また、ストレスによる唾液の分泌量の減少も、口内環境を悪化させる原因となります。

というのも、唾液にはお口を掃除したり、細菌の繁殖を抑えたりする働きがあるため、その量が減ってしまうとお口の健康を保てないからです。

ストレスが溜まると、具体的には歯周病や口臭を引き起こすことになります。

3. オーラルケアを怠っている

歯磨きする女性正しく歯を磨けていなかったり、歯間に食べかすを残したままにしておいたりすると、口内環境が悪くなります。

歯垢(プラーク)や歯石を作ったり、炎症を引き起こしたりして歯周病を引き起こすからです。

「歯は毎日食後に磨いているし、オーラルケアはばっちり!」と思っていても、実は誤ったオーラルケアを行っている場合もあります。

正しいオーラルケアをしなければ、口内環境はキレイに保てないのです。

ラクトフェリンとは?

ミルクこのように、口内環境を悪化させる原因は色々あります。

お口の異常を感じたら歯科医院で診てもらうのが一番ですが、できれば自分で口内環境を整えておくのが理想です。

口内環境を清潔にしたり、悪化してしまった口内環境を改善させたりする方法は色々ありますが、この記事でご紹介する方法は「ラクトフェリンを摂ること」です。

ラクトフェリンは、人間を始めとした哺乳類の乳に多く含まれているたんぱく質です。

抗菌力と殺菌力が高いため、免疫力の向上に役立つたんぱく質として知られています。

ラクトフェリンには、口内環境の改善以外にも私たちにとって嬉しい効果が色々あります。

癌細胞を見つけると破壊するNK細胞を活性化させたり、悪玉菌の増殖を抑え善玉菌を増やすことで腸内環境を整えたり、脂肪分解酵素であるリパーゼの働きを活性化させて内臓脂肪を減らしたり、老化の原因である活性酸素を除去してアンチエイジングに効果を発揮したり…、他にも様々です。

ラクトフェリンが口内環境の改善に効く理由

綺麗な歯では、なぜラクトフェリンが口内環境を改善する効果があるのでしょうか?

実は、ラクトフェリンは人間の唾液にも含まれており、口内環境をキレイに保つ重要な役割を果たしているそうです。

ラクトフェリンによる口内環境改善の具体的な効果は、次の通りです。

  • 歯周病の原因となる細菌を減らす
  • 舌苔の異常を改善し、口臭をなくす
  • 歯茎のコラーゲンを生成し、歯茎にハリを持たせる(炎症による歯茎の下がりを改善させる)

つまり、ラクトフェリンを含む唾液の分泌量を増やすとともに、ラクトフェリン自体を摂取すれば、口内環境を健康的にできると考えられるのです。

ラクトフェリンの摂り方

ラクトフェリンラクトフェリンは、牛乳などの乳製品に含まれています。

しかし、市販の牛乳は加熱処理してあるため、ラクトフェリンを十分に得られないそうです。なぜなら、ラクトフェリンは熱に弱いからです。

効果を実感できるラクトフェリンを摂るには、ラクトフェリン入りの食品(ヨーグルトなど)やサプリメントを活用するのが最適です。

ラクトフェリンの1日の摂取目安量は定まっていません。食品やサプリメントに記載されている摂取推奨量に従って摂りましょう。
そして、ラクトフェリンの効果を実感するためには、毎日欠かさずラクトフェリンを摂取することが大切です。

ラクトフェリン入りの食品を食べるか、サプリメントを摂るかはお好みで選べますが、毎日手軽に摂れるのはサプリメントといえます。

食品だと、必要量を満たすために多く食べる必要もあり、その分コストや摂取カロリーが多くなってしまいます。

サプリメントであれば、数十日分のサプリメントがパッケージ化されて販売されているので、摂るのも忘れにくくなるでしょう。

口内環境を清潔に保つためのポイント4つ

口内環境を清潔にするには、ラクトフェリンの摂取以外でも心掛けておきたいことがあります。

1. 正しいオーラルケアを行う

歯磨きする人正しいオーラルケアは、口内環境をキレイにする基本中の基本です。毎日何気なく行っているオーラルケアを、この機会に見直してみましょう。

 

今日からでもできることは、食後に必ず歯を磨くことです。歯磨きをするときに特に気を付けたいポイントは、次の2点です。

  • 歯ブラシの毛先を歯の面につけ、歯と歯茎の間を小刻みに磨く
  • 強くゴシゴシ磨かない

歯磨きに加え、次のアイテムを使ったオーラルケアも行うとなお良いです。

アイテム名 効果
歯間ブラシ 歯と歯のすき間にある食べかすなどを取り除く

※歯間ブラシは狭い歯間の掃除に有効

※参考:歯間ブラシの正しい使い方

歯間ブラシの使い方

(引用元:厚生労働省・e-ヘルスネット

デンタルフロス 歯と歯のすき間にある食べかすなどを取り除く

※デンタルフロスは広い歯間の掃除に有効

※参考:デンタルフロスの正しい使い方

デンタルフロスの使い方

(引用元:厚生労働省・e-ヘルスネット

口内洗浄液(デンタルリンス) l  口内を消毒する

l  口臭を予防する

l  歯垢(プラーク)にある細菌の増殖を抑える

舌苔ブラシ l  舌苔を取り除く

l  口臭を予防する

また、定期的に歯科医院で検診を受けたり、クリーニングしてもらったりするのも有効です。

セルフケアとプロによるケアで、口内環境を清潔に保ちましょう。

2. 唾液の分泌を促す

食卓ラクトフェリンを含む唾液量を増やせば、口内環境を清潔に保てます。

唾液の分泌を促すには、食べ物をよく噛むのが有効です。一度食べ物を口に入れたら、30回以上は噛むようにしましょう。他にも、無糖のガムを噛むのも効果的です。

自分に合った方法で、唾液量を増やしてみましょう。

3. 乳酸菌を積極的に摂る

ヨーグルト乳酸菌の働きは、腸内環境を整えるだけと思っていませんか?実は、乳酸菌には口内環境を清潔にする役割もあります。

お口の中には、腸と同じように善玉菌と悪玉菌がいます。口内環境を悪化させるのは、悪玉菌です。

お口の中の乳酸菌が増えれば抗菌効果が発揮されるので、ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品やサプリメントを積極的摂りましょう。

4. 生活習慣や食生活を見直す

口内環境を悪化させている生活習慣や食生活をしていたら、見直しましょう。

タバコや夜更かし、偏食、甘い物の過剰摂取は全てお口の健康を害する習慣です。

全部一気に止めるのは難しいと思ったら、1つずつ改善していきましょう。

まとめ

ラクトフェリンは体への健康効果をもたらすだけでなく、口内環境を清潔に保つサポートもしてくれる優れたたんぱく質です。

そんなラクトフェリンを毎日摂るには、サプリメントがおすすめです。

いつまでも健康的な口内環境でいるためにも、日常生活にラクトフェリンを取り入れてみてはいかがでしょうか?