「最近、口臭がするような気がする…」や「冷たい食べ物が歯にしみる…」「歯茎が腫れている」といったお口のトラブルを抱えている方も多いのではないでしょうか?
口内事情はとてもデリケート。
ストレスや生活習慣、加齢などの様々な要因で、あっというまに悪い菌が増えてしまいます。
特に注意したい歯周病は、悪化すると菌が全身を巡り、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、早産などのリスクがあると言われています。
高齢者の場合はより深刻です。
高齢の方は飲み込む力が弱いですから、誤って食べ物が期間に入ってしまうことがありますよね。
そういった唾液や食べ物に付着した細菌が誤って気道に吸引されてしまうと、誤飲性肺炎を起こし、ひどい場合は亡くなってしまう方も・・・。
このように、口内環境は全身の健康を守るために注意してケアしておきたいところです。
口内環境を清潔に保つ方法は色々ありますが、その有効な方法の1つに「ラクトフェリンを摂ること」が挙げられます。
ラクトフェリンとは何でしょうか?どうしてラクトフェリンを摂ると口内環境の悪化を防げるのでしょうか?ここでは、ラクトフェリンと口内環境改善との関係を解説します。
Contents
口内環境が悪化する主な理由3つ
まずは口内環境が悪化する原因を知っておきましょう。
主に次の3つが挙げられます。
1. 生活習慣が乱れている
口内環境を最も悪化させるのは、生活習慣の乱れです。たとえば、次のような習慣があったら、お口の健康を害している恐れがあります。
喫煙
喫煙が口内環境に与えるダメージは大きいです。なぜなら、タバコにはニコチンやタールといった有害物質が含まれているからです。
まず、ニコチンは血液の流れを悪化させる作用があります。この血流悪化作用は、歯肉にも影響します。歯肉の血行が悪くなると栄養が行き渡らなくなるため、口内環境が悪化しやすくなるのです。そしてタールは、ニコチンと共に歯周病や口臭、歯茎の変色などを引き起こします。
有害物質を複数含むタバコを吸う習慣があると、お口全体の健康を保つことは難しいのです。
酸性飲食物の過剰摂取
歯は酸性の飲食物に弱いといわれています。酸性の飲食物に歯が触れると、歯の表面を覆っているエナメル質が溶けるからです。
エナメル質は歯を白く見せるために必要な物質です。このエナメル質が溶けると歯の内側にダメージが加わり、歯周病や虫歯になりやすくなるのです。
酸性の飲食物には、甘い食べ物や糖質の多い飲み物、果物、アルコールなどがあります。普段、このような飲食物を多く摂っている場合は注意が必要です。
睡眠不足
口内環境と睡眠不足って、一見すると関連がなさそうに思えますよね。しかし、十分な睡眠が取れていないと、口内環境が悪化するといわれています。
なぜなら、睡眠不足は免疫力の低下を招くからです。
「免疫力が低下する」ということは、「体を病原菌から守れなくなる」ことを意味します。
口内環境で考えると、睡眠不足になって免疫力が低下するとお口の病気の1つ・歯周病の菌(歯周病菌)に感染しやすくなるのです。
偏食
偏食も口内環境を悪くさせる一因です。偏食すると体にも歯肉にも十分な栄養が行き渡らなくなるので、免疫力の低下を招くからです。
免疫力低下によって引き起こされるお口のトラブルは、<睡眠不足>で説明した通りです。
日頃から好きなものばかり食べていたり、過度なダイエットで特定のものしか食べていなかったりする場合は、要注意です。
2. ストレスが溜まっている
ストレスも口内環境を悪化させる一因です。
なぜなら、ストレスが溜まると免疫力が下がり、ウイルスなどの病原菌から体を守れなくなるからです。
また、ストレスによる唾液の分泌量の減少も、口内環境を悪化させる原因となります。
唾液には口内を掃除したり、細菌の繁殖を抑えたりする働きがあるため、その量が減ってしまうと口内の細菌が繁殖し、歯周病や口臭を引き起こすことになります。
3. オーラルケアを怠っている
正しく歯を磨けておらず、磨き残しがあると、もちろん口内環境が悪くなります。
歯垢(プラーク)や歯石を作ったり、炎症を引き起こしたりして歯周病を引き起こすからです。
「歯は毎日食後に磨いているし、オーラルケアはばっちり!」と思っていても、毎日同じところだけがうまく磨けていない場合もあります。
磨き残しのクセは、歯磨きの跡に歯垢染色ジェルなどを使ってチェックしてみると良いでしょう。
口内環境を守るために「ラクトフェリン」
このように、口内環境を悪化させる原因は色々あります。
もちろん、お口の異常を感じたら歯科医院で診てもらうのが一番です。でも、しっかり治療をしてもらったとしても、また同じ生活をしていては、口内環境もすぐ元通りに・・・。
できれば自分で口内環境を整えて、予防や改善をするのが理想です。
口内環境を改善させたりする方法は色々ありますが、まずご紹介する方法は「ラクトフェリンを摂ること」です。
ラクトフェリンはたんぱく質の一種で、抗菌や抗ウイルス、免疫力アップで有名です。
ラクトフェリンが口内環境の改善に効く理由
ラクトフェリンはもともと人間の唾液にも含まれ、口内環境をキレイに保つ重要なポジションにいます。
ラクトフェリンを摂って、ラクトフェリンを含む唾液の分泌量を増やすことで、口内の自浄作用を高め、口内環境を整えることができるそう。
具体的な効果は、次の通りです。
- 歯周病の原因となる細菌を抑制
- 歯周病の炎症の原因である毒素(LPS)を無効化
- 舌苔の異常を改善し、口臭を改善
- 歯茎のコラーゲンを生成し、歯茎にハリを持たせる(炎症による歯茎下がりの改善)
ラクトフェリンの摂り方
効果を実感できるラクトフェリンを摂るには、サプリメントを活用するのが最適です。
ラクトフェリンは乳由来の成分ですから、乳製品から摂れると思われがちです。
しかし、熱に弱い性質をもつラクトフェリンは、加熱殺菌処理がされてある一般的な牛乳、乳製品からは摂ることができません。
そのため、ラクトフェリンはサプリメントから摂ることが推奨されているのです。
サプリ選びの際は、ラクトフェリンの1日の摂取目安量は300mlが摂れるものを選びましょう。
そして、ラクトフェリンの効果を実感するためには、毎日継続してラクトフェリンを摂取することが大切です。
口内環境を清潔に保つためのポイント4つ
口内環境を清潔にするには、ラクトフェリンの摂取以外でも心掛けておきたいことがあります。
1. 正しいオーラルケアを行う
正しいオーラルケアは、口内環境をキレイにする基本中の基本です。毎日何気なく行っているオーラルケアを、この機会に見直してみましょう。
今日からでもできることは、食後に必ず歯を磨くことです。歯磨きをするときに特に気を付けたいポイントは、次の2点です。
- 歯ブラシの毛先を歯の面につけ、歯と歯茎の間を小刻みに磨く
- 強くゴシゴシ磨かない
歯磨きに加え、次のアイテムを使ったオーラルケアも行うとなお良いです。
アイテム名 | 効果 |
歯間ブラシ | 歯と歯のすき間にある食べかすなどを取り除く
※歯間ブラシは狭い歯間の掃除に有効 ※参考:歯間ブラシの正しい使い方 (引用元:厚生労働省・e-ヘルスネット) |
デンタルフロス | 歯と歯のすき間にある食べかすなどを取り除く
※デンタルフロスは広い歯間の掃除に有効 ※参考:デンタルフロスの正しい使い方 (引用元:厚生労働省・e-ヘルスネット) |
口内洗浄液(デンタルリンス) | l 口内を消毒する
l 口臭を予防する l 歯垢(プラーク)にある細菌の増殖を抑える |
舌苔ブラシ | l 舌苔を取り除く
l 口臭を予防する |
また、定期的に歯科医院で検診を受けたり、クリーニングしてもらったりするのも有効です。
セルフケアとプロによるケアで、口内環境を清潔に保ちましょう。
2. 唾液の分泌を促す
ラクトフェリンを摂ったら、唾液がたくさんでるように意識してみましょう。
ラクトフェリンを含む唾液量を増やせば、口内環境を清潔に保てます。
唾液の分泌を促すには、食べ物をよく噛むのが有効です。一度食べ物を口に入れたら、30回以上は噛むようにしましょう。他にも、無糖のガムを噛んだり、唾液腺マッサージをしたりするのが効果的です。
自分に合った方法で、唾液量を増やしてみましょう。
3. 乳酸菌を積極的に摂る
乳酸菌の働きは、腸内環境を整えるだけと思っていませんか?実は、乳酸菌には口内環境を清潔にする役割もあります。
お口の中には、腸と同じように善玉菌と悪玉菌がいて、悪玉菌は口内環境を悪化させ、善玉菌は口内環境を整えてくれます。
お口の中ので、善玉菌である乳酸菌が増えれば抗菌効果が発揮されますから、ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品やサプリメントを積極的摂りましょう。
ホコニコのラクトフェリン+乳酸菌やラクトフェリンラブレなどのように、もともと乳酸菌が配合されているラクトフェリンサプリもありますから、口内環境改善を目的にラクトフェリンを摂る場合は、そういった商品を選ぶと手軽かつ効果的です。
4. 生活習慣や食生活を見直す
始めに挙げた口内環境を悪化させている生活習慣や食生活をしていたら、見直しましょう。
タバコや夜更かし、偏食、甘い物の過剰摂取は全てお口の健康を害する習慣です。
全部一気に止めるのは難しいと思ったら、1つずつ改善していきましょう。
まとめ
ラクトフェリンは体への健康効果をもたらすだけでなく、口内環境を清潔に保つサポートもしてくれる優れたたんぱく質です。
そんなラクトフェリンを毎日摂るには、サプリメントがおすすめです。
いつまでも健康的な口内環境でいるためにも、日常生活にラクトフェリンを取り入れてみてはいかがでしょうか?