
- ラクトフェリンがノロウィルスに効果的なのはなぜ?
- ラクトフェリンには抗菌や抗ウイルスの効果があるからです!
「ラクトフェリンってノロウイルス対策に良いと聞くけど本当?」と疑問に思っている人も多いことでしょう。
学校や会社で集団生活を送る家族や子供をノロウイルスから守りたい。もしラクトフェリンがノロウイルスに効果的だとしたら是非とも使いたいですよね。
ラクトフェリンはノロウイルス対策に効果的です。
「ラクトフェリンはノロウイルスに効かない」「予防効果なし!」と言われることもあります。しかしそれは使い方に問題があります。
ラクトフェリンの摂り方としてヨーグルトが有名ですが、ヨーグルトではなくサプリメントで手軽に摂ることができます。もちろん小さなお子さんが飲んでも大丈夫です。家族みんなでラクトフェリンを飲むことで、ノロウイルスをしっかりと予防することができます。
そもそもノロウイルスとはどのような病気なのでしょうか?また、ラクトフェリンはどのようにして飲んで、どれくらいの摂取量で効果を発揮するのでしょうか?ラクトフェリンの効果をしっかりと感じられる方法をご紹介します。
「家族をノロウイルスから守りたい。」そんな思いを抱える人にこそ是非ラクトフェリンをおススメします。
ノロウイルスってどんな病気?
そもそもノロウイルスとはどのような病気なのでしょうか?
流行時期
ノロウイルスは10、11月頃から徐々に発生件数が増え、12~1月頃に流行のピークを迎えます。他の食中毒は湿度や気温が高い時期に流行しますが、ノロウイルスは冬場に流行するのが特徴です。
気温が低い時期に流行する理由
食中毒の主な原因となるのが細菌です。多くの食中毒の原因となる細菌は食品の中で増殖します。細菌は湿度と温度が高いと活動も活発になります。そのため梅雨や夏などに食中毒が起こりやすくなっています。
それに対し、ノロウイルスは食品の中ではなく、人の十二指腸や小腸でしか増殖しないという特徴を持っています。ノロウイルスに感染した吐瀉物や便に触れた手が、さらに食品や物に移り、それが人の口に入ることで発症します。
そのため、あまり気温や湿度は原因となりません。
冬場は体温が下がり、免疫力が下がることから発症率が増えるのではないかと言われています。
感染ルート
ノロウイルスの感染ルートは主に2つ。「人からの感染」と「飲食物からの感染」です。
人からの感染は、ノロウイルスに感染した人の吐瀉物や便に触れた手を介して感染するケースと、感染者が触れたものを触ることで発症することが主となります。
飲食物からの感染は、ウイルスに汚染された食品を食べることで感染します。どちらのケースも口からの感染となります。
ノロウイルスは感染力が非常に高いです。同じ食中毒菌であるサルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌は約10~100万個で感染するのに対し、ノロウイルスは10~100個程度が体内に入り込むだけで感染します。そのため電車のつり革や便座などにちょっと触れただけでも感染してしまいます。
牡蠣にも注意!
人から人への感染によって広がるのがノロウイルスの主な感染ルートではありますが、もう一つの感染ルートがあります。それが牡蠣です。
下水処理場で処理しきれなかったノロウイルスが海に流れ、牡蠣やあさり、ハマグリなどの二枚貝の内臓に蓄積され、それを食べることによってノロウイルスに感染する場合もあります。加熱することでノロウイルスは死滅すると言われているので、食べる際にはしっかりと加熱したほうが良いでしょう。
潜伏期間
感染してから発症するまでの潜伏期間は24~48時間と言われています。これはあくまでも平均値であって、早い人だと6~10時間くらいで発症する場合もあります。
まだ症状が現れていない潜伏期間であっても、すでに体内にはノロウイルスが存在しているため、人へと感染させる可能性があります。
症状
ノロウイルスの主な症状は下痢、嘔吐、腹痛、胃痛、頭痛、発熱です。
特に下痢や嘔吐の症状が強いため、脱水症状に気を付ける必要があります。症状のピークは1~3日。その後徐々に回復に向かいます。
同じ感染ルートで感染しても、症状に個人差があります。体力や免疫力が低下している場合は症状が重く出てしまうことがあります。
反対に体力、免疫力が備わっている人は、症状が現れない、もしくは風邪くらいの軽い症状で済むこともあります。
体力のないお子さんや高齢者は症状が重くなる場合があるため注意が必要です。
治療法
現在まだノロウイルスに対する抗ウイルス剤はありません。そのため、吐き気止めを飲む、胃腸薬を飲むなどの対症療法を用いるしかありません。
特に気を付けたいのが脱水症状。下痢や嘔吐により体内の水分を多く失ってしまうため、脱水症状を引き起こす危険性があります。そのためこまめに水分を補給することも大切です。
下痢止めは使ってはダメ!
下痢の症状がある場合、下痢止め薬を使いたくなりますね。しかし下痢止め薬は使ってはいけません。下痢によってノロウイルスが体外に排出されるため、下痢止めを使ってしまうとノロウイルスを排出できず、症状が悪化する、長引くといったことになりかねません。
あまりに下痢がひどい場合は病院で下痢止め薬を処方される場合もありますが、自己診断で市販の下痢止め薬を使うのは止めましょう。
免疫が効かない
一度感染症にかかると体内に免疫ができるものもあります。はしかや水疱瘡は一度かかると数十年は免疫ができます。インフルエンザも期間は短いですが一度かかるとほぼワンシーズンは免疫ができると言われています。免疫がつくことによって、たとえ菌に感染しても発症することを抑えることができます。
しかし、ノロウイルスには免疫はほとんど効きません。そのため一度発症したとしても再び感染する可能性があります。
感染力が高く、症状も辛い、さらには免疫も効きにくいノロウイルス。本当に厄介ですね。そんなノロウイルスに感染しないためにはそう!予防することが必要となります。
ノロウイルスにラクトフェリンが効く理由
「ノロウイルス対策にはラクトフェリンを!」と言われています。それではなぜノロウイルスにはラクトフェリンが効くのでしょうか?
ノロウイルスに感染するメカニズム
ノロウイルスが体内に入ると十二指腸や小腸で増殖し細胞へと侵入します。そして細胞の水分や塩分を調整する機能を破壊します。その結果、嘔吐や下痢といった症状を引き起こしてしまいます。ノロウイルスに感染しないためには、ウイルスが細胞に侵入するのを防ぐ必要があります。
腸壁に張り付いてガード
ラクトフェリンは腸壁にぴったりと張り付き、腸管から細胞へとノロウイルスが侵入するのをガードします。
細胞に張り付いてガード
ラクトフェリンは腸壁だけでなく、細胞自体にもぴったりと張り付きウイルスが侵入するのをカードします。
この2つのガード機能により、細胞がウイルスに感染するのを防ぎます。
免疫力を上げる
ラクトフェリンは体内に侵入したウイルスに対する免疫力を上げる作用もあると言われています。免疫力が上がることで、すでに細胞内に侵入したウイルスの増殖を抑制し症状を和らげる効果もあると言われています。
効果がないと言われる訳~飲み方を見直そう!~
ラクトフェリンにはノロウイルスに対する効果が期待できる一方、「ノロウイルスには効かない。」といった声も実際に聞きます。ラクトフェリンが効かないという背景には、飲み方が間違っている可能性があります。
熱と酸に弱い
ラクトフェリンは熱と酸に弱い性質を持っています。ラクトフェリンは動物性タンパク質のため、生乳に含まれていますが、市販されている牛乳やチーズは加熱処理をしているため、ラクトフェリンを摂ることができません。
また、酸に弱いため胃酸に分解され腸まで届きにくいという性質も持っています。
ラクトフェリンをしっかりと摂るためには、加熱処理がされてなく、なおかつ胃酸に強い特殊な加工がしてある商品から摂らなければ、効果は発揮できません。
もしすでにラクトフェリンを摂っているのに効果が感じられないという人は、加熱処理されているのか?胃酸に強い加工がしてあるのか(耐酸性や腸溶性のサプリメントか)を今一度確かめてみてください。
毎日続けること
ラクトフェリンは毎日飲み続けることが大切です。摂取したラクトフェリンも時間の経過とともに体外へと排出されます。摂取後の効果は約24時間と言われています。そのため毎日摂ることで、効果を持続させ続ける必要があるのです。常に体内にラクトフェリンが存在していることで、いざという時のノロウイルス感染から体を守ることができるのです。
毎日続けるのが面倒・・・。という理由からラクトフェリンを時々しか摂らないでいると、体内にしっかりとラクトフェリンが存在せず、ノロウイルスに感染してしまったということが起こってしまいます。
ラクトフェリンが入ったヨーグルトも効果的です。しかし毎日続けるのは難しいという人もいることでしょう。そのような人は手軽に摂れるサプリメントが良いかもしれませんね。
子供のノロウイルス対策こそラクトフェリンで!
ノロウイルスの感染率が高いのが小さなお子さんです。学校や幼稚園での集団生活の中で感染するケースが極めて高いです。じゃれあって遊ぶ、手洗いが徹底していない、大人よりも免疫力が低いなどの理由から子供の感染率は高いと言われています。
子供が持ち帰ってしまったノロウイルスによって家族に感染が広がるケースも多いです。家族みんなをノロウイルスから守るためにはまずお子さんをラクトフェリンでウイルス感染から守ることが大切です。
子供にも安心
ラクトフェリンは初乳に多く含まれ、私たちの唾液や涙、汗などにも含まれる物質です。ラクトフェリンが含まれた初乳を飲むことで体力もなく、免疫力も低い赤ちゃんは病原菌から守られます。
赤ちゃんの頃から知らずのうちに摂っているラクトフェリンなので、もちろん小さなお子さまも安心して摂ることができます。高齢の方もも体力や免疫力が低いため、ラクトフェリンでノロウイルス対策をするようにしましょう。
まとめ
ノロウイルスは感染力が高く症状も辛いもの。日頃から予防しておくことが大切です。ラクトフェリンは毎日摂ることでノロウイルスを予防します。
家族を辛い感染症から守るためにもラクトフェリンを活用しましょう!