「なるべくサプリメントに頼らず、食品からラクトフェリンを摂りたい!」
ラクトフェリンというと乳製品をイメージする方も多いと思いますが、実際にはどんな食品に含まれているのでしょうか?
こちらのページではラクトフェリンを多く含む食品を紹介しています。
ラクトフェリンを含む食品をチェックしてラクトフェリンのいい効果を実感しましょう。
ラクトフェリンを多く含む食品とは?
ラクトフェリンは牛乳由来の成分ですから、ラクトフェリンを含む食品といえば乳製品ですよね。
しかし、日本で販売されている乳製品の多くは殺菌のために加熱処理がされているという点に注意が必要です。
ラクトフェリンは熱に弱いため、残念ながらスーパーやコンビニに並んでいる通常の乳製品からラクトフェリンは摂れません。
ラクトフェリンをどうしても食品から摂りたいということであれば、低温殺菌の乳製品または、ラクトフェリンヨーグルト・ラクトフェリン牛乳などのラクトフェリン専用商品を選びましょう。
これらの商品は特殊製法により非加熱のラクトフェリンを配合してあります。
しかし、ラクトフェリンを食品から摂るにはいくつかのデメリットもあります。
まずはラクトフェリンを含む食品を紹介する前に、ラクトフェリンを何で摂るべきかを確認しておきましょう。
求める効果によってはサプリメントが適切
ラクトフェリンに抗菌作用を求めている方は食事によってラクトフェリンを摂るのがおすすめです。
ラクトフェリンを食事から摂ると、胃の中で分解されて”ラクトフェリンシン”という「抗菌作用」が数百倍にアップした成分に変化。ノロウイルスや病原性大腸菌O157、ピロリ菌等といった病原菌と戦ってくれます。
一方、免疫力アップやダイエット、腸内フローラ系の作用を得るためには、胃で分解せずに腸まで届く必要があります。そのため、「耐酸性」または「腸溶性」の特殊な加工がされてあるサプリメントからラクトフェリンを摂る必要があります。
特に、ラクトフェリンの最も人気な効果である「内臓脂肪の低減」は、数多くの論文や実験報告がありますが、すべて「腸まで届くラクトフェリン」を使った実験です。それだけでも、ラクトフェリンが「腸まで届く」ことがどれだけ重要かが分かりますね。
ラクトフェリンが摂れる食べ物・飲み物
牛乳
ラクトフェリンが初めて発見されたのは牛乳からでした。ラクトフェリンのラクトは”ミルク”という意味を持ちます。これらのことから、やはりラクトフェリン=牛乳という印象を持つ人も多いそうです。
しかし、一般的にスーパーなどで販売されている牛乳にはラクトフェリンは含まれていないと言っても良いでしょう。
ラクトフェリンの含有量が最も多い人間の母乳には、初乳(出産後5日目頃まで)で100mℓ当たり約600mgのラクトフェリンが含まれますが、出産後3週間以降は約1/3の200mgぐらいまで減少します。
一方、牛からとれる牛乳に含まれるラクトフェリン濃度は、母乳の約1/10と言われています。100mlで10mg~40mg程度です。
コップ1杯分(約200ml)を飲んでも20mg~80mg程度しか摂れませんから、1日に必要なラクトフェリン300mgを摂るには、かなり大量に牛乳を飲まなければなりません。牛乳からラクトフェリンを摂るのは非常に効率が悪いことがわかります。
さらに、冒頭でも紹介した通り、ラクトフェリンは「熱に弱い」という性質をもちますから、加熱殺菌されている牛乳のラクトフェリンは当然ながら変質して効果は失活してしまっているのです。そのため、牛乳からラクトフェリンを摂る場合は低温殺菌(63度で30分程加熱)がされているものを選びましょう。
しかし、乳製品を販売しているメーカーによっては、特殊製法を用いてラクトフェリンを配合することに成功している牛乳もあります。
代表的なものは森永のラクトフェリンFeという商品です。
- ラクトフェリン配合量:100mg
- 1本あたり商品内容量:180ml
- 1本あたりの価格:130円(税込)
一般的な牛乳と違い、ラクトフェリンに特化した商品のため、ラクトフェリンを確実に摂取することができます。ラクトフェリンFeで1日のラクトフェリン必要量300mgを摂るには、毎日牛乳瓶3本(1日あたり390円)を飲む必要があります。
スキムミルク
スキムミルクとは、粉ミルクの一種です。最近では「大人の粉ミルク」というラクトフェリン入りの粉ミルクがでるなど、スキムミルクを健康のために飲んでいるという方は意外と多いようです。
別名「脱脂粉乳」とも呼ばれています。
原料そのものは牛乳なのですが、水分や脂肪分が取り除かれており、長期保存が可能であることや、カロリーが控えめであることからダイエットに使用する方もいます。
一方で、お菓子作りでも使用されることが多いと言えます。
スキムミルクの中でもラクトフェリンを含むタイプのものが最近では発売されており、ラクトフェリンを手軽に摂取できる方法として注目を集めています。
チーズ

ラクトフェリンを配合する食品の1つにチーズがあります。
チーズは好みが分かれる食品でもありますが、料理やおやつで取り入れやすい食品でもあります。
しかし、ラクトフェリンはチーズの種類によっては配合されていません。
ラクトフェリンが配合されているチーズは、加熱処理がされていない「ナチュラルチーズ」と記載されたチーズになります。
ナチュラルチーズにあたるのはモッツアレラ、ゴーダ、パルメザン、カマンベールなどです。
ただし、日本では殺菌処理が義務付けられていますから、ナチュラルチーズであっても加熱処理がされているものがほとんどでしょう。ラクトフェリン目的でチーズを食べたい方は製造方法をメーカーに問い合わせてみましょう。
ヨーグルト
ヨーグルトは乳酸菌やカルシウム、たんぱく質(ホエイ)など、多くの栄養が摂れる機能性食品として人気ですよね。その栄養素の中でも最近注目されているのがラクトフェリンです。
ヨーグルトを開けたときに黄色っぽい水分(上澄み)を見ることがありますね。この上澄みはホエイ(乳清)と呼ばれています。
ヨーグルトの水分を捨ててはいけない!と聞きますが、その理由はホエイに栄養がたくさん含まれているから。そしてホエイの中にはラクトフェリンも含まれています。
とは言っても、十分な量のラクトフェリンが配合されているというわけではありません。
ヨーグルトでラクトフェリンを摂りたいという場合は、やはりラクトフェリンに特化したラクトフェリンヨーグルトというようなものを選ぶとよいでしょう。
ラクトフェリンが確実に摂れますし、どれくらいの量を摂れたか、などの計算もしやすくなっています。
まとめ
いかがでしたか?
乳製品にラクトフェリンが含まれるとはいえ、加熱処理により効果が発揮できない、ラクトフェリンの含有量が分からない、含有量が少ない、という点で、食品からラクトフェリンを摂るのは難しいといえます。
食品から摂る場合は「ラクトフェリンヨーグルト」などのようにラクトフェリンに特化した商品を選んで購入しましょう。
しかし、ラクトフェリンに特化した食品も多くは1つ100mg程度のラクトフェリンしか配合されていません。1日に必要な300mg以上を摂るためにヨーグルトや牛乳を飲むのはコスト的にも微妙なところ。
毎日効率よく低コストでラクトフェリンを摂るのであればサプリメントもおすすめです。サプリメントならラクトフェリンの効果を発揮するための必要量が確実に摂れるでしょう。
ラクトフェリンのサプリメントについては、下記ページへまとめていますので、参考にしてみてください。
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