ラクトフェリンは、初めは少量が良い?

ラクトフェリンは近年注目度の高い健康成分です。哺乳動物の初乳に多く含まれており、様々な健康効果があります

例えば、身体の免疫力を高めてくれる効果、抗炎症作用や免疫調整機能、腸内のビフィズス菌を増殖させるため整腸効果などもあります。

そのため、生まれたばかりの赤ちゃんはお母さんの乳を飲むことにより、健康に育っていくことが出来るのです。ラクトフェリンを含んだヨーグルトやサプリメントなどがあり、健康のために活用されている方も多いことでしょう。

ラクトフェリンを摂取された方の中には、お腹が緩くなってしまう方もいらっしゃるようです。

その原因として考えられるのは、整腸効果により腸の働きが活発になり過ぎてしまったことにあります。そのため、お腹が緩くなりやすい方やラクトフェリンを初めて摂る方は、最初は少量から始めるとよいでしょう。

ラクトフェリンによる下痢は一時的なもの

ラクトフェリンによる下痢は一時的なもの

ラクトフェリンを摂取して起きる下痢は、非感染性のもので、また一時的なものであるため、ほとんど心配はいりません。

好転反応のようなもので、腸の働きが活発になることで便の水分が多くなってしまっているのです。

ラクトフェリンには、腸の中の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やす働きがあり、これらの善玉菌は乳酸や酢酸を生みだします。

乳酸や酢酸は腸内を弱酸性にして、アルカリ性を好む悪玉菌(大腸菌など)を抑制することで腸内環境を良好にしてくれるのですが、酢酸や乳酸には腸のぜん動運動を活発にさせる働きもあります。

このぜん動運動というのは、便を排出するための腸の動きのこと。腸の筋肉を収縮させて、食べ物のカスなどを肛門まで運び、便として排出します。

ラクトフェリン配合のサプリメントを服用し始めたばかりの方は、この腸のぜん動運動が急に活発になり過ぎて下痢になってしまうことがあるのです。

ラクトフェリンの推奨摂取量は150~400mg

ラクトフェリンの推奨摂取量は150~400mg

ラクトフェリンの摂取量には上限が定められていませんが、一日に摂取したい推奨量は150~400mg程度です。実に幅の広い範囲です。そのためラクトフェリンを摂取してお腹が緩みやすい方や体の小さいお子様などは、量を自分で調整しながら様子を見るとよいでしょう。

また、ラクトフェリンは主要アレルゲンではありませんが、乳由来の成分ですので、普段から牛乳でお腹が緩くなりやすい方は服用されない方がよいでしょう。牛乳でお腹を壊しやすい方は、牛乳アレルギーや乳糖不耐症体質の可能性が考えられます。

日本人は西洋人に比べると、乳糖不耐症体質の方が多いのです。自分が牛乳アレルギーや乳糖不耐症であることを自覚されていない方も多いため、牛乳で下してしまうという方は、ラクトフェリンの摂取は残念ながらおすすめできません。

ラクトフェリンは様子を見ながら

ラクトフェリンを初めてサプリメントで服用される方は、少量から始めていきましょう。

サプリメントを摂る場合、最初は少量から始めるか、メーカーからお試し品などを取り寄せて、身体に合うかどうかをよく確認されてから服用を始めるとよいでしょう。

ラクトフェリンで下痢になったら まとめ

ラクトフェリンで下痢になったら

ラクトフェリンは母乳由来のもので、免疫力を向上させ、ウィルスや病気に感染しにくくなるなどの健康効果があります。しかし、中にはお腹が緩くなってしまう方もいます。

特にサプリメントの場合、高濃度の成分を一度に摂取することが可能であるため、最初に服用する場合は、必ず少量から様子を見ながら服用した方がよいでしょう。

元々、牛乳アレルギーや乳糖不耐症の方の場合、お腹が緩くなりやすいため、こうした方は最初から服用しない方が無難です。

日本人の場合、西洋人と比べて腸の中で乳糖を分解する酵素が少ない方が多く、乳製品を摂ると消化が出来ずにお腹が緩くなりがちです。